焼きたてカスタードアップルパイ専門店「RINGO」は、2016年3月に池袋に1号店をオープンしたのを皮切りに、2019年12月現在、国内に13店舗展開しています。
RINGOのブランドコンセプトは「ご褒美のおすそわけ」。
ゆったりとお菓子を楽しむ時間は、忙しない毎日の中のちょっとしたご褒美。自分へのご褒美はもちろん、大切な人への「ご褒美のおすそわけ」についてRINGOを愛してくださる方と一緒に考えたい。そんな思いから、RINGO初めてのファンイベントを開催しました。
イベントの名前は「林檎ノ蜜会」。甘くておいしいりんごの蜜と秘密の会をイメージして名付けました。
RINGOを愛してくださる参加者のみなさまと一緒に過ごした秘密のご褒美のようなひとときの様子をレポートします。
二種類のアップルパイがずらりと並び、工房一体型の店舗さながらの雰囲気で始まった林檎ノ蜜会。この日のプログラムは3本立てです。
まずはイベント当日に発売された新作「焼きたてカスタードキャラメルアップルパイ」の試食会です。会場を満たすのは、ふわりと甘いキャラメルの香りです。
一口ほおばると口いっぱいに広がる香り高いキャラメルの風味と、サクサク食感のパイ生地に入ったキャラメルリンゴが濃厚な、冬にぴったりのアップルパイです。
定番の「焼きたてカスタードアップルパイ」と食べ比べて、じっくり味わっていただきました。
「美味しい!」という声が聞こえて、スタッフもホッと嬉しい気持ちがこみ上げたところで、イベントは2つ目のプログラム「ご褒美のおすそわけ」をテーマにしたトークセッションに進みます。
ゲストとして登壇いただいたのは、今治を拠点にタオルづくりに取り組む「IKEUCHI ORGANIC」の牟田口武志(むたぐち たけし)さんです。IKEUCHI ORGANICさんは、オーガニックコットン100%を使用した、環境負荷の少ないタオルづくりに取り組まれています。
タオルや、RINGOのアップルパイは、華やかなケーキよりもっと日常に寄り添えるもの。イベントを企画するにあたって、そんな日常に寄り添いながら”ご褒美のヒント”を一緒に見つけたいと思い、IKEUCHI ORGANICさんに登壇していただくことになりました。
試食の際に、アップルパイと一緒にIKEUCHI ORGANICのおしぼりが参加者のテーブルに配られていました。
「こうして実際にお客様がタオルを使っている姿や楽しそうに使っていただいているところを見ることも私にとってご褒美の時間だと感じています」牟田口さんはそう言って目を細めます。
そしてもう1人、RINGOより商品開発を担当している松本が登壇しました。
ここからはお二人に「ご褒美のおすそわけ」のお話を伺います。
――まず、ご自身のご褒美について教えてください。
松本:私にとってご褒美のキーワードは「新しい経験」と「時間」。「新しい経験」を満喫できるのが海外旅行で、その土地の食材でお料理したりお菓子を作ったり……。「時間」というのは、おいしい朝ごはんをゆっくり食べるひとときも、自分にとってのご褒美だったりします。
牟田口:一言でタオルと言っても奥が深くて、しっかりめ、やわらかめなど、人それぞれ好みのタオルがあるんですよね。糸の太さや密度によって、同じサイズのタオルでもまったく肌触りが違います。僕自身もそのときの状態によって好きなタオルが変わることもあるんです。例えば、お風呂上がりにはしっかりとしたホテル仕様のタオルがあると、幸せだなって感じますね。
牟田口:お話ししたタオルのサンプルを持ってきたので、ぜひテーブルでまわして触ってみてください。おしぼりとは違った触り心地ですし、お好みのタオルがあるかもしれませんね。
――自分にあった、お気に入りが1枚あるだけで、顔を洗ったり手を拭いたり、暮らしのなかのご褒美時間が増えそうですね。続いて今回のメインテーマである「ご褒美のおすそわけ」について、いかがですか?
牟田口:先日RINGOのアップルパイを店舗のスタッフに差し入れしたらすごく喜んでもらえたんです。そのときのスタッフの明るい顔が「おすそわけ」という意味でとても印象的でしたね。
タオルに関して言うと、お祝いのギフトで買われる方が多いです。良いタオルを自分のために買う人は少ないかもしれないけど、もらったら嬉しいもの。上質なタオルを贈ることは「ご褒美のおすそわけ」になるのかもしれませんね。
松本:私は海外に行くと、ついつい現地の素材をつい買い過ぎてしまいます(笑)。特にバターや小麦粉ですね。職業柄もあって、一回につくる量が多くなってしまうので、友人を呼んで頒布会をよくしています。ドイツのバターと小麦粉で作るスコーンがすごく美味しかったんですよ。
――おふたりらしいエピソードですね。それでは、実践できそうなご褒美時間の作り方や、コツを教えていただけますか?
牟田口:私の場合、IKEUCHI ORGANICのおしぼりを導入しているレストランに行くことがご褒美時間の作り方のコツかもしれません。都内にも20店舗ほどうちのタオルを使ってくれているレストランがあります。
牟田口:おしぼりにこだわっているくらいですから、食材にもこだわっていてどこも素敵なお店ばかりです。少し足を伸ばしてでも良いご褒美時間が過ごせますよ。
松本:名店ひしめく東京で、美味しいレストランを探すコツが”おしぼり”とは!良いことを聞きました。
松本:私は日々のご褒美時間が朝ごはんのひととき。気持ちよく食べたいので、とにかく早寝早起きを心がけています。ちょっと高いけれどオーガニックの牛乳なんかが冷蔵庫にあると、早起きするモチベーションも上がりますよ。
松本:IKEUCHI ORGANICさんと話して、タオルやお菓子を贈るとき、豊かな「時間」ごとおすそ分けできているのかなぁ、と思いました。
――暮らしの一部を少し上質に、けれど頑張りすぎない、そんな「ご褒美のヒント」を知ることができました。お二人、ありがとうございます。
トークセッションを終え、最後は蜜談タイムです。
蜜談タイムでは、参加者の皆さまとRINGOのこれからについて秘密の会議を行いました。各テーブルにRINGOスタッフが参加して、密談タイムのスタートです!
RINGOで食べてみたいアップルパイのフレーバーや、今後開催してほしいイベントなどをテーマに、たくさんのアイデアが飛び交います。
テーブルごとに用意された「蜜談メモ」にアイデアを書き込み、意見をまとめていきます。
参加者の皆さまの熱量が高く、私たちでは思いつかないような新しいアイデアを教えていただけました!いつか実現できたらと思うと、私たちもワクワクさせられるアイデアばかり。
通常、店頭でご購入いただく際のコミュニケーションはとても短い時間。こうしてゆっくりと対話の場を設けるのは初の試みでしたが、RINGOについて熱く語ってくださる姿に、まっすぐ心を打たれました。
参加者の皆さまとの楽しい時間もあっという間に過ぎていき、各テーブルで談笑しつつ、また別のテーブルではアップルパイを頬張りながら、初めての「林檎ノ蜜会」はお開きに。
RINGOのブランドコンセプトは『ご褒美のおすそわけ』。
このコンセプトには職人が工房にこもって試行錯誤を繰り返して、自分のご褒美になるようなスイーツを作ってそれをおすそわけする……というストーリーもあります。季節のアップルパイを作るときも、たくさんの素材や組み合わせを試して、みなさまへのご褒美に、そしてご家族やご友人、大切な方へのご褒美のおすそわけになれたらと想いを込めています。
RINGO初のファンイベント『林檎ノ蜜会』やRINGOのアップルパイを通して、日常の中のご褒美やご褒美のおすそわけについて思い巡らせていただけたのではないでしょうか。
また、ご自身へのご褒美時間にはもちろん、大切な方へのご褒美のおすそわけに寄り添えるようにRINGOはこれからもアップルパイを作り続けます。
次回開催やお店のお知らせはRINGO公式のLINE@やSNS(@ringoapplepie)で発信していきますので、ぜひご覧ください。